2011年8月7日日曜日

三宅島再上陸〜ワトソンと行く三宅島最終日〜


もう最終日?
一日が早くて早くて。もっと時間が欲しいなあ。

あしたばん編集部の大西です。


最終日なので、一日の報告とともに「感じたこと」「考えたこと」を書いていきたいです。

そういえば、わたしの話をしていませんでした。
わたしはいま、修士課程一年生です。ここでは地域のこと、フィールドワークを学んでいます。
学部時代は「アートマネジメント」が専門でした。
アートマネジメントってなんだ、という話ですが、
「アート」っていうと、なんだか敷居が高そうで、難しそうだけれど
アートが持っている力って「ソフトパワー」と言われています。

軍事力や財力のような目にみえる「ハード」な力でなく
その土地がもっているもの、人がつくるものは財産になる。国交にも、地域振興にも、
アートのような「ソフト」な力が大切なのでは。と言われ始めているのです。

アートマネジメントは、そんなアートを社会と繋げる方法を考える学問です。

その実践として、東京都の立川市という場所で、アートをもちいた地域をもりあげるプロジェクトをしてきました。

地域の問題になんで取り組もうとしているのだろう。
立川での出来事を振り返ると、活動していくうちにできた「立川のお父さん」や「お姉ちゃん」たちのために
もっと立川をよくしていきたいと思うようになっていました。
それを考えると、「ふるさとがない」自分が、なんだか寂しいと思うからかもしれないと
三宅に来てから、何度か考えました。



朝起きて、民宿の離れにいくと
「おはよう、眠れたかい」
とじいが挨拶してくれて、

台所にいくと
「おはよう、ちょっとこれ手伝ってくれる?」
とサチエさんが声をかけてくれる。

まだ三宅は二度目だけれど、「ただいま」って言いたくなるような場所になっています。
これが心地よいから、なにかお礼がしたいんだろうなあって思うのです。
それも、そこにすでにある地域の文化資産をみつけて、発信したり
人のちからで掘り起こしたり、
そういうことで、地域の方に還元できたらと考えているんだなあと、実感しています。


台風の接近で船が出るか不安でしたが、前日の船が伊ヶ谷に着いた様子。
サチエさんが「早めに出ておいたほうがいいから、一本前のバスにのってきな」
と言ってくださって、伊ヶ谷の情報を色々教えてくれました。

急いで朝ごはんをすますと、スイカを出してくれて
「スイカ、農家さんがくれたの。食べていきな!」
と。一緒に甘いスイカをいただいて、出発。


また来るね、というと笑顔で見送ってくれました。
つくばのみなさん、本当にありがとうございます。

そして、バスにゆられて伊ヶ谷港。
バスは海水浴に出かけようとする方々でいっぱいでした。


スコールが降ってきたので、海の家「サンセットハウス」さんでひと休憩して
散策場所を確認。

ひとまず伊豆方面にあるきはじめました。

大林寺。


処刑場跡。



竹内式部のお墓。



希望の鐘。



生島新五郎のお墓。



前回見られなかった、観光スポットもまだまだありました。

生島信五朗のお墓近くに、急な階段を発見しました。
気になったので、ワトソンに登ってもらうと…



道は狭いし、草木が伸びていて歩き辛くはありますが
手すりがついていて、登れるようになっていました。



そこから見る景色が絶景で、絵はがきにできそうな海。
残念ながらこれ以上は土がぬかるんで登る事ができなかったのですが、
これはどこが管理になっているのでしょう…草木の手入れさえできれば、とてもいいスポットになりそうです。


坂を登ってずんずん行くと、コミュニティーセンターを発見。
どのように使われているのか、のぞきに行ってみると
今日、伊ヶ谷にやってくる御神輿を保管するために準備がされていて、
伊ヶ谷の方々が集まってきていました。

ご挨拶させていただくと、「三宅島大学の人だよね?」とおっしゃってくださり
中に通していただきました。
三宅島大学の話が根付いていることも嬉しかったですし、
「あしたばん」も読んで頂いているそうでなお嬉しい。

飲み物や食べ物までふるまっていただいて、
なんと「船の中で食べて!」とおにぎりまでにぎっていただきました。
本当にお世話になりました!

三宅島大学で、今後こんなことをしてほしい…などの話もしていただいて参考になりました。
「祭りは参加しなきゃー!」
と言われ、今日の帰宅を心底悔やみました(受け渡し、見たかった…)


コミュニティーセンターの体育館に満たされた「神聖なものを受け入れる態勢」と
「祭りの雰囲気」はとても魅力的でした。
二年に一度のお祭りですから、みなさんの思いもとても強くあられるのだと思いますし
神輿を担ぐ方々の継承も、考えなくてはならないファクターであると感じました。

名残りおしい気持ちを抑え、港へ。
無事、船がついてしまいましたので乗り込みます。
見送りにきてくださったみなさん、ありがとうございます。
また、三宅に戻ってきます。



(大西)




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